将棋のススメ

菱沼(作業療法士) 天馬 北野事業所

はじめまして!

今年度より訪問看護天馬北野事業所に配置となりました作業療法士の菱沼と申します。

よろしくお願いいたします。

 

さて、今回は自己紹介がてら作業療法士の仕事がどのようなものかを簡単に紹介いたします。

 

皆様は”作業”というと何を思い浮かべますでしょうか。

電卓をはじいたり書類を作成したりする事務作業?

田畑を耕したりする農作業?

道路や建物を整えていく工事作業?

そう、「人の手」が加わる日常生活のありとあらゆるものが”作業”から成り立っているのです。

 

では、作業療法って何なの? 療法というからには”作業”を通して何が改善するの?

ここでは私の趣味の一つでもある将棋を通して作業療法を紹介いたします。

作業療法という視点で将棋を見ると、

①認知機能・・・自他の駒に気を配る力、相手の一歩先を読む力、手を覚えておく力

②社会性・・・礼儀作法など相手に失礼が無いような振る舞い、ルールの順守、対戦相手との交流

③情動機能・・・相手に勝って「嬉しい」、負けて「悔しい」「悲しい」

などなど、心や脳を豊かにする様々な効果があります。

 

将棋を例に挙げましたが、このように皆様が普段何気なく行っている作業活動には様々な意義があるのです。

そうした作業活動を軸に皆様の健康にアプローチしていくのが作業療法士の仕事というわけです。

 

訪問では、皆様に合った作業を提案し、作業活動を通して皆様の生活を豊かにするお手伝いが出来たらと思います。

改めてよろしくお願いいたします。